仕事力を磨く

仕事に関するおすすめの本

共同社会である仕事にはあらゆる悩みがつきものだ。
上司や部下との人間関係、自身の能力や向き不向き、会社の経営方針、
自分の仕事のやり方や仕事に対する価値観について等々。
ここでは仕事に関する悩みの解決方法や、道を切り開くために参考となった本を紹介する。

 

勤トレ~ビジネスはスポーツだ!会社はジムだ!勤める力を鍛え上げよ!~

 

本書は、筋力と勤力(勤める力)をかけ、筋トレと同じように勤トレしろという本だ。
これは単なるダジャレではなく、まさにその通りなのである。
本書の冒頭で著者は、「わかる」と「できる」は大違いだ、
いくら自己啓発書を読んでも、肉体を使って実践の場数を踏まない限り、
本当に仕事ができるようにはならない。と語っている。

筋トレも同様で、いくらトレーニングやダイエットの正しい知識を学んでも、
実際に体を使ってトレーニングをしないとまったく意味がない。
また、その実践の継続が何よりも大切なわけで、ビジネスにおいても同様のことが言える。
ドラッカーが成果をあげることは教科ではなく修練であると言うように、
大ヒットした本の中では必ず習慣(継続的な行動)が注目されているのもそのためである。

本書はビジネスをスポーツとして考え、
会社をジムとして考え、上司をトレーナーとして考え、
勤める力、勤力を鍛えるための勤トレ本である。
勤トレをすることで自らの勤力を鍛え、
どこへ行っても通用するような勤力を身につけるにもってこいの実践書だ。

 

メンバーの才能を開花させる技法~未来を拓くリーダーはどこが違う?~

 

リズ・ワイズマンと、「エッセンシャル思考」の著者であるグレッグ・マキューンの共作。
本書は、リーダーシップについての決定版とも言えよう。
世界中のあらゆるリーダーに是非とも読んで頂きたい名著だ。
企業経営者はもちろん、教育、政治など、あらゆる現場で人を導くリーダーの必読書だ。

そしてリーダーをどう見るか、また自分が将来どんなリーダーになるか、
という点においても重要なことが多いため、是非とも全ての人に読んで頂きたい。
リーダーへの理解と意識の共有、そして自分がリーダーになった時に備え、
現に自分がリーダーではなくとも、リーダーシップについては誰もが学んでおくべきだ。

本書ではリーダーのタイプを「増幅型リーダー」と「消耗型リーダー」に分けて研究している。
消耗型リーダーはメンバーの力を抑えつけ、組織を衰退させていく。
増幅型リーダーはメンバーの力をフルに発揮させ、組織を豊かにする。
あなたは自分でも気がつかないうちに消耗型リーダーになっていないだろうか?
あなたの近くにいるリーダーは消耗型リーダーになっていないだろうか?

リーダーが部下の能力を見限って見下してしまったら、それ以上の貢献は引き出せない。
逆に部下に見限られて手抜きをされたり、やりがいを失くして去っていく。
同じ目的を目指す組織の一員として、共に歩む姿勢を忘れ、人として対等に話をせず、
相手を理解せずに立場にあぐらをかいて頭ごなしに怒るようなリーダーは組織を衰退させる。
また、保身のために目的や成すべきことを曖昧にして偽り親しむリーダーも同様である。

多くのリーダーは消耗型の一面も増幅型の一面も持った中間の位置にいるであろう。
本書を読むことで、世の中のあらゆるリーダーが増幅型のリーダーになれば、
また、あらゆるメンバーがリーダーへの理解を深めてリーダーを助けることができれば、
相乗効果で人材は成長・開花し、瞬く間に世の中は豊かになっていくであろう。
わたしはそう確信し、そんな未来を願ってやまない。
本書を読めば、あなたも現状の問題解決と、未来への大きな希望を見出せるであろう。

 

世界基準の上司~部下の成長を最速・最大限に引き出す~

 

本書は、部下の成長を最速・最大限に引き出すための、部下を持つ人にとっての必読書だ。
著者はマッキンゼーに入社以来、3000人を超える多くの上層部の人間と接し、
世界的に経営支援、経営幹部育成などを行う中で、
深刻な問題と大きな改善余地を感じるようになったと言う。

本書ではその深刻な問題を指摘し、具体的な改善策を講じている。
一人でも部下がいる方は、自分の上司としての在り方を見つめ直して頂きたい。
自分に余裕がなく、部下を馬鹿にしたり、いらだちを見せるような、
自分のことで精一杯で周りが見えない上司は、部下に見透かされ、信頼されない。
部下には全て筒抜け。「ああ、こいつは小物だ」と思われるのがオチだと著者は言う。
あなたは大丈夫だろうか?少しでもドキッとしたら是非とも読んで頂きたい。

上司は部下に信頼されてなんぼである。
どれほど仕事ができたとしても、一人では大きな仕事はできない。
企業という組織で仕事をしている以上、それは避けることのできない課題である。
部下に信頼されない上司は孤立し、部下の足を引っ張り、
企業に対し、チームから最高の貢献を引き出すことができない。
ゆえに企業を衰退させ、組織として大きな成果をあげることもできない。

部下の育成は上司の責任、成長は部下の責任だ。
互いがそれぞれの責任を全うし、努める意識がなければならない。
上司は部下がいてはじめて上司となり、部下は上司がいてはじめて仕事ができる。
そして企業は従業員、上司と部下がいてはじめて組織として大きな仕事を成すことができる。

車で例えるならば、企業が車だとすれば従業員は車輪である。
上司と部下が左右の車輪だとすると、片方の車輪が回っていても、
片方が止まっていれば車はその場で回転するだけで前には進めない。
両輪が揃って回ることではじめて車は前へ進むことができる。

しかし、いくら車輪がしっかりしていたとしても、
運転席に座る経営者がしっかりと運転しなければ意味がない。
座っているだけでハンドルを握っていなければいないも同然であり、
企業という車がどこへ向かうか、最終的な進路は経営者の運転にかかっている。

逆もしかりで、いくら経営者がハンドルを握って目的地へとしっかり運転しても、
車輪がしっかりしていなければ車は上手くは進まない。
経営者は企業という車を運転する上で、その整備を怠ってはならない。
このように、全ての人が自らの立場において、
自らの責任と目的を全うに果たすことで、はじめて車は前進することができる。
誰かがその責任を放棄してしまえば、車はたちまち壊れはじめる。

そうならないためにも、常に企業の在り方、上司の在り方、部下の在り方、
それぞれが自分の責任と目的に対して真摯に向き合う必要があるのではなかろうか。
組織として全ての人間がそれぞれの立場で自らの責任を果たし、
一丸となって同じ目的に向かって進まなければ決して一つにはなれない。

働いてくれる社員がいるから企業が成り立ち、雇ってくれる社長がいるから働ける。
双方に雇ってやってるのに、働いてやってるのに、という思いがあると組織は腐っていく。
働いて頂いている、働かせて頂いている、と双方が心から思える組織こそ本物の組織である。
組織においては各々の立場や役割に対する理解と感謝が最も大切である。
この理解と感謝が欠けていると縦と横の関係に壁ができて組織が機能しない。
どっちが先だの後だの、誰がどうだの、そういう話の問題ではない。
気づいた者が率先して動く。要は理解できた者勝ち、感謝できた者勝ちである。
なぜなら自分が変われば他人も変わるのだから。自分のあり方が周囲や組織を変えるのである。

仕事を通して同じ目的を共有し、各々が各々の場所で出せる力を存分に発揮し、
一人では成すことのできない大業を皆で成すのが組織の醍醐味である。
長と員が志を同じくして異体同心で成すべきことを成す。
組織の魂は「志」に集約される。だからこそ企業理念は企業の命である。
しかし、企業理念がただの理念で終わっては企業は死ぬ。
組織の長である社長自らがその理念を生きた理念として体現し、先陣を切って走らねばならない。
社員はその背中に惹かれて「この人と一緒に走りたい」と思うのである。
その志と姿勢が組織の命となり、生きた組織としての活気と力を生み出す原動力となる。

組織においてはその「長の一念」と「体現」こそが組織を生かしも殺しもする最大の鍵なのだ。
良い企業というのは社長が社員を誇りに思い、社員も社長を誇りに思い、
双方が仕事とその組織の一員であることに誇りを持ち、活き活きと働いている企業である。
世界中がそんな企業で溢れたならば、どれほど素晴らしい世の中になるだろうか―。

 

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